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STORYストーリー

Story 03

母のお守り

#祝言 #家族婚 #自宅で花嫁支度 #貸切料亭で祝宴

“いってきます”
“いってらっしゃい”
安全に元気で過してほしい
という願いがこもった言霊
親から子への祈りの気持ちが
強いエネルギーとなってこだまする

“愛する者を案ずるということ”
何気ない暮らしのたった一言に込められた、
愛のすべて

新しい一日を迎えるわたしを母はいつも気遣って
「いってらっしゃい」と笑顔で
見送ってくれていました

その一言が、わたしのお守り

今日もまたいつものように
わたしの身支度を整えてくれませんか
今日もまたいつものように
嫁ぐわたしを見送ってはくれませんか

この先の未来へ、
母の愛をお守りに持ってゆきたいと思うのです

FROM PLANNERプランナーからのメッセージ

 

ウエディングプランナー佐藤麻衣

ご自宅で花嫁支度、
料亭で親近者をお招きし祝宴を

“余命宣告された闘病中の母に晴れ姿を見届けてもらいたい”
そんなご新婦様の想いから、お二人のウエディング準備は始まりました。
大切なのは、ご家族にとって心通う温かな時間が過ごせること。
自宅療養中のお母様を気遣いつつも、お母様としかできないこと。
ひとつひとつを丁寧に、みなさまの心にきちんと残せるもの。
そんな想いを巡らせている時、ふとご新婦さまから、幼い頃に身支度を整えてくれたお母様との何気ないエピソードをお伺いし、式当日もあの頃に戻り、
ご自宅で母娘揃って花嫁支度から始まるウエディングをご提案しました。
当たり前の日常が、どれほど尊くありがたいものなのか。
このご家族だからこそ意味のあるひとときになるのではと‥。
式当日は、結婚式を“暮らしの中の一日” と捉え、お二人を育んでくれた親近者のみを招き、祝言というスタイルで挙式と披露宴を執り行いました。
家族の愛に包まれた、あたたかな一日となりました。

WEDDING WORDウエディングワード

[祝言]

最も伝統ある日本の結婚式のスタイルで、新郎新婦を今まで見守ってきてくれた家族とゲストが結婚の証人となる人前式です。戦前は自宅婚が主でしたが、戦後、料亭など結婚のお祝いができる会場でおこなわれるようになりました。祝言は、家と家、人と人を結び、絆を大切にする結婚式のかたちです。厳かでありながら温かな雰囲気の中で、家族や親族のつながりを大事にしたいおふたりに。

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